季節と釣果(匹数)



さて、そろそろ実際の魚のデータを解説し始めます。まず手始めに季節と釣果(匹数)の関係をみてください。ここから全般的な傾向がいくつか把握できます。





  • このデータはこのダム湖でボートによる釣りを始めた初年度と2年目のデータを載せています。横軸は月です。縦軸は一日当たりの匹数です。初年度では2月の中頃から釣り始めていますが、4月の初旬までデータが載っていないのは釣果0匹が続いたためです。初年度の11月半ばから翌年の3月初旬までは釣行していません。
  • さてどのような傾向が見えますか?私は下記のようなことを実感しています:
    • 春から初夏、初秋から秋本番の2つの季節にピークが見えます。この辺りが一番数釣りが出来る季節です。サイズはこれとは少し違う傾向がありますが、後述します。
    • 真夏のいわゆるうだった時期、10月半ばから11月半ばに釣果が落ちます。真夏は魚も釣り人も暑すぎてということですが、秋の方はこれがターンオーバーの影響です。それが終わり水質が落ち着き始めるころに再び釣果があがってますよね。ただしその後は今度は寒くなるので釣り人もあしが遠のきます。
    • 釣れ始める時期は年によってかなり違う。初年度は足繁く通ったものの4/7に初めて1匹釣れました(水温15℃)。2年目は3/10にいきなり14匹。水温はまだ13℃でしたが釣れました。何故かは分かりません。
    • 2年目は初年度の学習効果があるため、時期毎のルアーの試行錯誤・選択にあまり迷いがなく釣果も平均して良くなっています。正確に言うと初年度が平均7.3匹/日だったのが翌年には11.3匹/日になりました。
  • こうしてデータをみながら傾向を再確認しておくと、それが単なる経験・勘からもっと自信の持てるものに変わります。これは将来トーナメントに出てみたいと思うような人には役に立ちます。
  • 時間があれば前のページの温度グラフと釣果グラフを重ねてみるとおもしろいかもしれません。意味があるようでしたら掲載します。
  • しかし、こうしてみると春から初夏・秋が気持ちもいいし釣果もいいしベストシーズンですね。真夏は死にそうになります、なもんで、私は真夏は鮎釣りを始めたわけです。余談でした。